アクテイブ・シニアの生活意識と不安対策

シニア世代とは

40歳から60歳をミドル世代とすると、60歳から上がシニア世代ということになります。

一方で世界保健機構(WHO)の定義では シニアとは 65歳以上としているのに、国連では60歳以上としているように、「シニア」の定義には 多少のズレも見られるようですね。

シニアといったときには、言葉の意味としては、年長者・先輩・先住者・上官などを指しますが、「シニア」という表現には 「年寄り」などのネガティブなイメージもまとわりついしまうので、要注意です。

アクティブ・シニア

むしろ60歳からのシニア世代でも、健康寿命の伸長とともに、いっそう活動的なステージとして、「アクティブ・シニア」として特筆されているのが実際と思われます。

現に活動する元気なシニア層の顕彰として記念日も定められています。

アクティブシニアの日(5月6日 記念日)

大阪府大阪市中央区に本社を置き、理美容機器・化粧品・医療機器などを手がけるタカラベルモント株式会社が制定。 日付は元気なシニア世代をイメージして5月5日の「こどもの日」の翌日の5月6日とされています。

 さらには「一般社団法人日本アクティブシニア協会」も設立されており、アクティブシニアの年齢層を65~75歳までの前期高齢者と定義して、さまざまな活動やサービスを提供しています。

同協会によると アクティブシニアの特徴は、以下のとおりです。

・  旅行やお買い物、趣味などに時間とお金を費やす

・  健康への意識が高い

・  スマホ決済を利用するデジタルシニアも増加中

・  老後のことは自己解決する

「アクティブシニアの日」と「一般社団法人日本アクティブシニア協会」

アクティブシニアの生活防衛

 アクティブシニアが健康で活動的な生活を送り続けるためには、生活防衛が欠かせません。
年齢が進むとともに高まる健康や安全に関するリスクを予防し、自分自身や家族を守るこ。
大切ですよね。アクティブシニアが生活防衛に取り組むためのポイントをいくつか挙げてみます。

1.適度な運動を継続すること:
 アクティブシニアが健康で活発な生活を送り続けるためには、適度な運動が欠かせません。運動によって、筋力や柔軟性が維持され、心身ともに健康でありつづけるのです。

2.食生活に気を配ること:
 健康的な食生活を心がけることも、生活防衛の一つです。
バランスの良い食事を心がけ、野菜や果物を積極的に摂取し、栄養バランスを整えましょう。

3.安全に注意すること:
 家庭内や外出先での安全にも気を配ることが大切です。
転倒や火傷、交通事故などを予防するために、適切な安全対策をとりましょう。

4.睡眠をしっかりととること:
 十分な睡眠は、健康を維持するために欠かせません。
アクティブシニアも、睡眠不足に陥らないように、適切な睡眠時間を確保するよう心がけましょう。

5.定期的な健康診断を受けること:
 定期的な健康診断を受けることで、健康状態を把握し、早期発見・早期治療につなげることができます。
アクティブシニアも、健康診断を受ける習慣を身につけましょう。市町村で行われている「高齢者健康診断」や「人間ドック」を積極的に利用しましょう。

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